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ハゼとはどのようなものなの?屋根の縦ハゼ葺きについても解説!
- 投稿日:2022年 11月20日
- テーマ:一級塗装技能士の屋根外壁リフォームお役立ちブログ
みなさんは屋根の施工方法に興味を持ったことがあるでしょうか。
多くの方に注目されているのが屋根の施工方法の1つである縦ハゼ葺きです。
そこで、この記事では縦ハゼ葺きの概要と魅力をご紹介します。
屋根施工を検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
□ハゼとは?
ハゼとは、二枚の金属板の端を折り曲げ、引っかけ合わせて折り曲げた部分のことを言います。
ハゼを利用して二枚の板をつなぐことをハゼ継ぎや子ハゼ掛けとも言います。
ハゼは一般的に、板の厚さが0.5ミリメートル以下の鉄板や銅板で継ぎ合わせる際に利用されます。
ただ、ダクトでは板の厚さが1.0ミリメートル以上の鉄板を使うため、ハゼの組み方は変わってしまいます。
では、ハゼは一体いつから取り入れられていたのでしょうか。
現在の薄い金属板のハゼにはそれほど古い歴史はないと考えられています。
遅くとも現在の薄い金属板が利用されるようになったのは明治維新の後だと推測されており、それまでは手で叩いて板を伸ばしていたようです。
そのため、0.3ミリメートルや0.4ミリメートルといった均一の厚さは得られなかったそうです。
しかし、明治から大正にかけて石油やレンガを輸入する際の梱包にブリキ板が利用され、その継手がハゼ掛けされていました。
これから着想を得て、現在のハゼ掛けが完成したと言われています。
□屋根の縦ハゼ葺きについて解説します!
縦ハゼ葺きとは、屋根板金同士のつなぎ目に折り曲げ処理を施した施工方法の1つです。
縦ハゼ葺きは縦葺きの一種です。
この魅力を理解するには、横葺きとの比較をするとわかりやすいでしょう。
*縦葺きの方が防水性が高い
縦葺きの方向と屋根の傾きは一致しています。
そのため、雨天時に水は留まることなく軒先まで流れてくれ、雨漏りが少ない屋根だといえます。
しかし、横葺きの方向と屋根の傾きは垂直な関係にあります。
したがって、降った雨は屋根に留まることがあります。
これによって雨漏りのリスクが高まるのです。
*デザインは横葺きの方が豊富
ただ、屋根材のデザインやカラーリングは横葺きの方が豊富です。
どうしてもデザインにこだわりたい方は、横葺きを検討してみると良いでしょう。
□まとめ
縦ハゼ葺きの概要と魅力をご紹介しました。
どのような魅力があるのか知っていただけたでしょうか。
雨漏りのリスクが他の屋根の施工方法と比較して小さいため、快適な住まいを維持したいとお考えの方はぜひ検討してみてくださいね。