外壁表面のサイディングが剥離する原因は?修理にはいくらかかるの?



長く家に住んでいると、だんだんと気になる箇所が出てくるのではないでしょうか。
特に外観は目立ちやすい箇所であり、外壁の汚れやキズは嫌でも目に入ってしまいます。
サイディングの外壁はは経年劣化によって剥離してしまうことがあり、放っておくと雨漏りの原因にも繋がります。

今回は、サイディングが剥離する原因と、修理する際にかかる費用について紹介します。

□外壁表面のサイディングが剝がれてしまう原因について

外壁のサイディングが剝がれてしまう原因は大きく3つ挙げられます。

・経年劣化
・直貼り工法
・塗装の不具合

サイディングが剥がれる最も大きな原因は経年劣化によるものです。
特に築15年以上の外壁は、防水機能の低下によって常に雨水を含んでいる状態となります。
結果として外壁の表面が脆くなってしまうため、表面のサイディングが剝がれやすくなります。

経年劣化によって外壁に水分が含まれている兆候としては、表面の湿り気やコケが生えていることが挙げられます。

築年数の浅い場合でもサイディングが剝がれてしまう場合は、建築時の工法に問題がある可能性が高いです。
サイディングの外壁において直貼り工法を利用した場合は、サイディングと外壁の間に隙間がなく、通気性の悪い構造となります。
そのため、サイディングとの間に湿気がこもってしまい、表面のサイディングが剝がれやすくなるのです。

他にも、外壁塗装の不具合が原因になることもあります。
塗装の際に外壁に馴染むまで乾燥させなかったり、外壁の素材に塗料が合わなかったり、というケースが挙げられます。

しかし、どのような原因で剝がれているかは判断が難しいため、まずは業者に連絡しましょう。

□剝離部分の補修にかかる費用はどのくらい?

サイディングの剥離の補修にかかる費用は、部分的なものなのか外壁全体に症状がでているものなのかで異なります。

サイディングが剥がれてはいないが、表面が浮いていたり反っていたりする場合は、数万円から数十万円程度の費用が必要です。
部分的な剥がれの場合は、範囲によって変わりますが、15万円から40万円程度になります。

外壁全体に剥離が見られ、張り替えが必要になる場合は、150万円から250万円かかると考えておくといいでしょう。

□まとめ

外壁のサイディングが剝がれてしまう最も大きな原因は経年劣化です。
劣化部分は水分を吸収しやすくなるため、剥離が起きやすくなってしまいます。

サイディングが剝がれているのを放っておくと雨漏りの原因や建物の劣化に繋がるため、気づいたら早急に補修業者に依頼しましょう。


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