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外壁塗装の下地処理とは?下地処理の重要性をご紹介します!
- 投稿日:2023年 9月17日
- テーマ:一級塗装技能士の屋根外壁リフォームお役立ちブログ
住宅の外壁塗装では、塗装の前に下地処理や下地調整と呼ばれる行程を行います。
塗装であればそのまま外壁に塗料を塗ればよいかと思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。
今回は、外壁塗装の下地や、その下地処理の重要性についてご紹介します。
□外壁塗装の下地処理とは?
外壁塗装の前には、下地処理を行います。
外壁の下地は、いわば外壁の基礎部分になるため、ただ単に塗装をすれば良いわけではありません。
外壁の下地処理は、外壁塗装の行程で最重要と言っても過言ではないです。
下地処理の流れとしては、まず塗装の前に外壁の洗浄を行います。
高圧洗浄機で外壁の汚れを落とし、その次に錆びている部分や古くなって劣化した塗膜を、ケレン作業と呼ばれる手作業で取り除きます。
錆の部分をそのままにしておくと、張り替えた金属部分に錆が移ってしまうからです。
その後、外壁や外屋根の張り替え工程に移ります。
下地処理を適切に行わないと、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、穴や錆などが目で見てわかる状態になってしまうことがあります。
屋根の場合は、屋根にコケや雑草が生えてしまったり、屋根材のひび割れや錆が目立つようになったりする可能性があります。
このような状態だと、外壁や屋根を取り替えてもまたすぐに劣化してしまいます。
□下地処理の重要性
先程は下地処理の必要性をご紹介しましたが、下地処理を適切に行わないと、どんな症状が考えられるのでしょうか。
下地処理が劣化している場合や適切でない場合に考えられる症状は、外壁のひび割れです。
下地処理が適切に完了される前に塗料を塗ってしまうと、ひび割れの原因になります。
ひび割れを放置するとその部分から劣化が進行していき、外壁だけでなく、建物の構造にまで歪みや劣化を生じさせてしまう可能性があります。
他には、塗膜の剥離と膨れが考えられます。
下地処理がしっかりとできてないと、塗料が剝がれやすくなります。
具体的な原因として、塗料の下塗りをしていないことや下地処理の乾燥時間を守っていないこと、高圧洗浄やケレン作業を怠っていることなどが考えられます。
塗膜が膨れてしまう原因としては経年劣化が考えられ、下地と塗膜の間に雨水が浸入してしまい、雨漏りの原因にもなります。
□まとめ
外壁の下地処理は、外壁塗装の前に行う塗装工程だとご紹介しました。
下地処理は外壁塗装において最重要の作業工程と言っても過言ではなく、適切な外壁塗装を行うために重要なポイントです。
長期的に住宅に住むことを考えて、外壁塗装の際の下地処理は入念に検討しましょう。