ガルバリウム塗装の重要性と適切な時期についてご紹介します!



ガルバリウム鋼板は、その耐久性から近年人気が高まっています。

しかし、どんな素材にも寿命があり、ガルバリウム鋼板も例外ではありません。
適切なメンテナンスを行わなければ、せっかくの耐久性も活かせず、建物の寿命を縮めてしまう可能性もあります。

□ガルバリウム鋼板の塗装が必要な理由

ガルバリウム鋼板は、確かにさびにくい素材ですが、決して「さびない」わけではありません。
鉄を主成分とするため、時間とともに酸化が進み、さびが発生します。
塗装は、ガルバリウム鋼板をさびから守るための重要な防護手段です。

*さびの発生メカニズム


ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でめっきされています。
このめっき層は、空気中の酸素と反応して酸化膜を作り、鉄の酸化(さび)を抑制する役割を担っています。

しかし、この酸化膜は、時間の経過とともに薄くなり、やがては鉄が露出してしまいます。

*塗装が重要な理由


塗装は、ガルバリウム鋼板の表面に保護膜を形成し、酸化膜の劣化を防ぐ役割を果たします。
塗装することで、ガルバリウム鋼板は、以下のメリットを得られます。

・ さびの発生を抑制:塗装は、ガルバリウム鋼板の表面を覆い、酸素や水分が直接鉄に接触するのを防ぎます。
・ 耐久性の向上:塗装は、紫外線や雨風などの外的要因からガルバリウム鋼板を守り、耐久性を向上させます。
・ 美観の維持:塗装は、ガルバリウム鋼板に美しい外観を与え、建物の美観を維持します。

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□ガルバリウム鋼板の塗装時期と劣化症状


ガルバリウム鋼板の塗装時期は、素材の状態や環境によって異なりますが、目安として、外壁は10年、屋根は8年が挙げられます。

1:塗装時期の目安

ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れているため、すぐに塗装が必要になるわけではありません。

しかし、時間の経過とともに、塗膜が劣化し、その機能が低下していきます。

外壁は、屋根と比べて紫外線や雨風に直接晒される頻度が少ないため、屋根よりも長持ちします。
ただし、周辺環境や建物の構造によっては、劣化が早まる場合もあります。

屋根は、外壁よりも紫外線や雨風などの外的要因に晒されるため、劣化が早く進みます。
そのため、外壁よりも短いスパンで塗装が必要になります。

2:劣化症状

ガルバリウム鋼板の塗装が劣化しているサインには、以下のものがあります。

・ チョーキング:表面を触ると白い粉が付着する。
・ ひび割れ:塗膜に細かいひび割れが入る。
・ 塗装の剥がれ:塗膜が剥がれて、下地が露出する。
・ さび:表面にさびが発生する。

これらの劣化症状が見られた場合は、塗装の塗り替えを検討する必要があるでしょう。

□まとめ

ガルバリウム鋼板は、適切なメンテナンスを行うことで、その耐久性を最大限に活かせます。
塗装は、ガルバリウム鋼板の寿命を延ばし、建物を長持ちさせるための重要なメンテナンスです。
塗装の時期や劣化症状を理解し、適切なタイミングで塗装を行うことで、ガルバリウム鋼板の美観と耐久性を維持できます。


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