屋根や外壁の防水工事の耐用年数とは?シート防水の種類も解説



築年数の経った家の外壁の防水について、そろそろ対策を検討したいと考えている、家のメンテナンスに積極的に取り組む意識の高い家主のみなさま。
家の外壁の防水は、建物の寿命を左右する重要な要素です。
しかし、どのくらい持つのか、種類によって寿命が違うのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、外壁の防水工事の種類別の耐用年数と特徴を解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較することで、最適な防水工事を選択できるようサポートします。

□外壁防水の耐用年数!種類別の寿命と特徴

外壁の防水工事には、ウレタン防水、シート防水、FRP防水、アスファルト防水など、さまざまな種類があります。
それぞれの防水工事の特徴、耐用年数、価格帯を具体的に説明します。

1:ウレタン防水

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。

・特徴
柔軟性が高く、複雑な形状にも対応できる。
塗布が容易で、既存の防水層の上に重ね塗りできる。
接着力が強く、防水効果が高い。

・耐用年数:10~12年程度
・価格帯:1平方メートルあたり2,500〜7,000円

2:シート防水

シート防水は、防水シートを貼り合わせて防水層を形成する工法です。

・特徴
耐久性が高く、長寿命。
施工が比較的簡単で、短時間で完了できる。
さまざまな素材のシートがあり、用途に合わせて選択できる。

・耐用年数:10~15年程度
・価格帯:1平方メートルあたり6,000〜8,000円

3:FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を用いて防水層を形成する工法です。

・特徴
耐久性、耐水性、耐薬品性に優れている。
軽量で、施工が容易。
さまざまな色や模様に仕上げることができる。

・耐用年数:10~12年程度
・価格帯:1平方メートルあたり6,000〜8,000円

4:アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルトをベースとした防水シートを貼り合わせて防水層を形成する工法です。

・特徴
古くから用いられている伝統的な工法で、信頼性が高い。
耐久性に優れ、長寿命。
価格が比較的安い。

・耐用年数:15~25年程度
・価格帯:1平方メートルあたり5,500〜8,500円

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□外壁防水の種類別の比較

外壁の防水工事の種類別のメリット・デメリットを比較し、それぞれの防水工事が適している場所や状況を解説します。
読者が自身の家の状況に合わせて、最適な防水工事を選択できるようサポートします。

1:ウレタン防水のメリット・デメリット

・メリット
柔軟性が高く、複雑な形状にも対応できるため、凹凸のある外壁にも施工しやすい。
既存の防水層の上に重ね塗りできるため、リフォームにも適している。
接着力が強く、防水効果が高い。

・デメリット
耐久性が他の防水工法に比べて低い。
紫外線に弱く、劣化しやすい。
温度変化に弱く、ひび割れが発生しやすい。

2:シート防水のメリット・デメリット

・メリット
耐久性が高く、長寿命。
施工が比較的簡単で、短時間で完了できる。
さまざまな素材のシートがあり、用途に合わせて選択できる。

・デメリット
複雑な形状には対応しにくい。
継ぎ目が多く、そこから雨水が侵入する可能性がある。
施工が丁寧でないと、防水効果が低下する。

3:FRP防水のメリット・デメリット

・メリット
耐久性、耐水性、耐薬品性に優れているため、厳しい環境下でも使用できる。
軽量で、施工が容易。
さまざまな色や模様に仕上げることができるため、デザイン性が高い。

・デメリット
施工に専門的な技術が必要。
価格が他の防水工法に比べて高い。

4:アスファルト防水のメリット・デメリット

・メリット
古くから用いられている伝統的な工法で、信頼性が高い。
耐久性に優れ、長寿命。
価格が比較的安い。

・デメリット
施工が複雑で、手間がかかる。
重量があるため、建物の構造によっては施工できない場合がある。
近年では、環境への負荷が懸念されている。

□まとめ

外壁の防水工事の種類別の耐用年数と特徴、メリット・デメリットを比較することで、それぞれの防水工事が適している場所や状況が明確になりました。
それぞれの防水工法には、それぞれの特徴やメリット・デメリットがあるため、家の状況や予算に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

もし、外壁の防水工事について悩んでいる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。


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