スレート瓦の割れは放置厳禁!原因と適切な補修方法を解説



築年数が経過した住宅に住むみなさんは、住まいのメンテナンスについて頭を悩ませているかもしれません。
特に、屋根は家の重要な部分を担っているため、適切な管理が不可欠です。
本記事では、放置後のリスクや割れの原因、補修方法などを解説します。

□スレート瓦の割れ、放置するとどうなる?

スレート瓦は、軽量で耐久性に優れていることから、かつて多くの住宅で採用されてきました。
しかし、経年劣化によってさまざまな問題が発生する可能性も秘めています。
その中でも、スレート瓦の割れは放置すると深刻な事態に繋がるため、早急な対応が必要です。

1:スレート瓦の割れの原因

スレート瓦が割れる主な原因は、表面の防水性能の低下です。
スレート瓦自体は防水性を持たないため、新築時に表面に塗装が施され、雨水から守られています。
しかし、この塗装は経年劣化により、5〜7年程度で防水性能が失われていきます。

2:防水性能が低下するとどうなる?

防水性能が低下すると、雨水がスレート瓦内部に浸み込みます。
特に冬場には、浸み込んだ水が凍結し膨張することで、スレート瓦に亀裂が生じやすくなります。
また、夏の強い紫外線や酸性雨の影響も、スレート瓦の劣化を促進させてしまいます。

3:放置することで発生するリスク

・雨漏りによる内装の腐食やカビ発生
・屋根材の強度低下による落下事故
・断熱性能の低下による室温の変動
・住宅の価値低下の可能性

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□スレート瓦の割れはこう直す!適切な補修方法と費用相場

スレート瓦の割れを発見したら、早急に補修を行う必要があります。
補修方法は、割れの状況や住宅の構造によって異なります。
ここでは、代表的な補修方法とその費用相場について解説します。

1:コーキング補修

コーキング補修は、小さなひび割れにコーキング材を充填して補修する方法です。
費用は、数か所の補修で1〜3万円程度と比較的安価です。
ただし、補修箇所が多くなると見た目が悪くなる場合があり、また、コーキング材が雨の逃げ道を塞いでしまう可能性もあるため、注意が必要です。

2:部分交換

部分交換は、割れたスレート瓦を新しい瓦に交換する方法です。
費用は、1箇所あたり1万円程度からになります。
部分交換は、コーキング補修に比べて見た目が綺麗で、耐久性も向上しますが、作業に時間がかかる場合もあります。

3:カバー工法

カバー工法は、既存のスレート瓦の上に新しい屋根材を重ねて葺く方法です。
費用は、屋根の面積や使用する屋根材によって異なりますが、部分交換よりも高額になる傾向にあります。
カバー工法は、既存の屋根材を撤去する必要がないため、工期が短縮できるメリットがあります。

□まとめ

スレート瓦の割れは、放置すると雨漏りや屋根材の落下などの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
早急な対応が必要となります。
適切な補修方法を選択するためには、専門業者に相談することが大切です。

当社では、屋根・外壁だけでなく、家全体を徹底的な調査と診断をします。
屋根工事でお悩みの方はぜひ当社までご相談ください。


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