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屋上の防水対策とは?工事でできる対策の種類も合わせてご紹介します!
- 投稿日:2023年 5月18日
- テーマ:一級塗装技能士の屋根外壁リフォームお役立ちブログ
屋上の防水に対する耐用年数は長く見積もったとしても25年が限界です。
高い防水効果を得るためには、数年から10年ほどで修繕を行う必要があります。
今回は屋上の防水対策と、防水加工に使われる素材ごとのメリットをご紹介します。
□屋上の防水対策とは?
屋上の防水対策とは、主に雨漏りを防ぐために行う、屋上の防水工事を施すことです。
マンションの管理人やビルのオーナーは、自身の所有する建物の屋上にある防水加工を定期的に点検や修繕を行う義務があります。
防水の耐久年数は10年から最大で25年であり、その都度点検をしなければなりません。
屋上の防水対策を怠ると、経年劣化によるさまざまな問題が発生します。
主に、表面のひび割れ、防水シートの浮き、水溜まりの3つがあげられます。
大した症状ではないように見えるかもしれませんが、これらの劣化症状を放置したままにすると雨漏りの原因となる可能性が高くなります。
*ひび割れ
屋上の表面や防水加工の層にひび割れが生じ、雨漏りの原因に繋がります。
経年劣化に加えて、気温変化での膨張や収縮、地震や強風で建物が揺れることでひび割れが生じる恐れがあります。
*防水シートの浮き
防水シートは、ゴムや塩化ビニールでできたシートを下地に敷いて防水層を作るものです。
ある程度時間が経ってしまうと、防水シートが浮き出てきてしまいます。
浮いて隙間から雨や風が入ってしまい、雨漏りの原因になります。
*水溜まり
屋上の排水機能が低下すると、水はけが悪くなるため屋上に水溜まりができます。
屋上に水が溜まったままであると、防水層の劣化に繋がります。
□防水加工の種類
・ウレタン防水
ウレタン塗料と呼ばれる塗料で表面を塗装する防水加工です。
仕上がりの際に、継ぎ目がないため複雑な形状の表面にも防水施工が可能です。
比較的安価に行えますが、耐用年数は8から10年となります。
・シート防水
ゴムや塩化ビニールのシートを施工部分に固定することで、水の浸入を防ぎます。
シート状であるため、表面が平らではない箇所には向いていません。
耐用年数は10から15年になります。
・アスファルト防水
フェルトと呼ばれる合成繊維にアスファルトを混ぜたシート状のルーフィングを、アスファルトに重ねていく防水加工です。
耐用年数は15から25年ほどと、他の素材に比べて高い耐久性があるのが特徴です。
・FRP防水
FRPとは繊維強化プラスチックのことであり、軽くて強度があるのが特徴です。
塗装が固まるのが早く、耐用年数も最大で25年ほど持続するという利点はありますが、シート防水の2倍近い費用がかかります。
□まとめ
屋上の防水対策を疎かにしたり、劣化を放置したままにすると雨漏りの大きな原因に繋がり、修理費用には膨大な費用がかかってしまいます。
早めに対策を行うことで、雨漏りに悩む前に対処しましょう。
屋根についてお悩みがある方は、当社の株式会社フォーシンクにご相談ください。