• HOME
• フォーシンクスタッフの日々成長日記
• 一級塗装技能士の屋根外壁リフォームお役立ちブログ
• 屋根のカバー工法と火災保険の関係｜適用されるケースとされないケース

屋根のカバー工法と火災保険の関係｜適用されるケースとされないケース

• 投稿日：2024年 10月 1日
  
• テーマ：一級塗装技能士の屋根外壁リフォームお役立ちブログ

屋根の修繕を検討しているけど、火災保険の活用方法がイマイチわからない...そんな悩みをお持ちのみなさんへ。
この記事では、屋根カバー工法と火災保険の関係について、紹介していきます。

屋根のカバー工法と火災保険の関係

屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法です。
耐久性や断熱性を向上させるメリットがある一方で、火災保険の適用にはいくつかの条件があります。

1: 火災保険の適用範囲

火災保険は、基本的に「損害箇所」を同じ材料で元の状態に戻すための費用を補償します。
例えば、台風で棟板金が破損した場合、火災保険では「破損した棟板金の修理」費用が支払われます。

2: 屋根カバー工法と火災保険の相性

屋根カバー工法は、屋根全体を修繕する工法なので、火災保険の適用範囲とは少し異なる考え方になります。
そのため、火災保険を活用して屋根カバー工法をするには、審査のハードルが高くなるケースが多いと言えるでしょう。

3: 適用されるケースとされないケース

火災保険が適用されるケースとしては、既存の屋根材が部分的に破損している場合や、カバー工法による修繕が認められる場合が挙げられます。
一方、既存の屋根材の劣化が著しい場合や、カバー工法が適切ではないと判断される場合は、保険金が下りない可能性があります。

屋根のカバー工法が火災保険で認められないケースの対応策

屋根カバー工法が火災保険で認められない場合、諦めるのではなく、いくつかの対応策を検討してみましょう。

1: 見積書の内容を見直す

保険会社から提示された見積書の内容を見直し、カバー工法以外の修繕方法を検討することで、保険金が下りる可能性があります。
例えば、一部の屋根材を交換するなど、保険金が適用される範囲に絞り込む方法もあります。

2: 自己資金をプラスする

保険金が下りなかったとしても、自己資金をプラスすることで、カバー工法を実現できる場合があります。
保険金で賄えない部分を自己負担することで、希望の工法で屋根を修繕することができます。

3: 葺き替え工法を選択する

カバー工法が認められない場合は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を葺き替える「葺き替え工法」を選択するのも一つの方法です。
葺き替え工法は、カバー工法よりも費用がかかりますが、火災保険が適用されやすい傾向があります。

まとめ

火災保険の適用を検討する際は、事前に保険会社に相談し、具体的な状況に合わせて適切な判断をすることが大切です。
諦めずに、様々な選択肢を検討し、自分に合った最適な屋根修繕方法を見つけていきましょう。